昨日のこと。朝三芳グラウンドの裏の出入り口に枯葉がたくさん落ちていたので、掃除をした。枯葉を集めて、塵取りで枯葉をゴミ箱の中へ、ゴミ箱の蓋をあけた。するとそこにはあるテニス雑誌が捨てられていた。1月号である。まだ新しい。雑誌をゴミ箱から拾い、事務室へ持って帰った。
このゴミ箱の蓋を開けたとき、小学校1年生の時、給食で出たあげぱんを思い出した。私は「あげぱん」が嫌い、というよりは給食で初めてあげぱんを知り、どうしても食べる気にならなかった。おいしくなさそうで。いわゆる食わず嫌い。(食べたら大ファンになってしまったけど)
このあげぱんを給食で出されたとき、とてもどう処理するか悩んだ。「出されたものは全部食べなさい」とも言われていたし、仮に持って帰っても家で食べる羽目になるかも。好き嫌いは殆どなかったがこのあげぱんだけはどうしてもだめだった。友達の小林君もあげぱんがだめでふたりで食べたふりをしてゴミ箱へ捨てた。
次の日、担任の先生が、ゴミ箱の中からあげぱんが二つ出てきたことをクラスのみんなの前で話をした。私たちはあげぱんは誰かがそのまま捨ててくれるものと思っていたがなぜか先生が見つけてしまった。
先生は誰が捨てたのかということを突き止めようとはしなかった。誰かが作ってくれたもの、食べ物を粗末に扱ったこと、感謝の気持ちがないこと、別の方法はなかったのか というようなことをとくとくとみんなの前で話し始めた。とても恥ずかしかった。多分表情で私が捨てたことは先生はわかっていたと思う。
それ以来、決してそのようなことはしなくなった。
ゴミ箱の蓋を開けたとき、「この雑誌を捨てた人はどういう気持ちで捨てたんだろう」と思った。無論、一生取っておくということはない。その捨て方だ。無造作に投げ入れられたのように思えた。自分のしているスポーツ雑誌をこんな風に捨てるなんて、と思った瞬間あげぱんを思い出し、ちょっと寂しい気持ちになった瞬間だった。
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